あのウルトラマンPC、IBM PC110を再び!「GPD WIN」
既に2週間以上前に報じられたニュースのため今更感がありますが、コントローラ付ゲーム専用モバイルPC「GPD WIN」を取り上げます。
端的に言うと「ニンテンドー 3DS LL」とほぼ同じサイズに抑えた、ゲームパッドを備えた5.5インチのクラムシェル型Windows 10ノート「GPD WIN」が国内で発売されるというもの。
この写真を見た瞬間に、私は20数年前に発売されたあのパソコンのことを思い出しました。
その名は通称ウルトラマンPCこと、IBM PC110。
IBM PC110とは
1995年9月に日本IBMから発売された超小型パーソナルコンピュータ。
今でこそ、iPhoneでモバイルコンピューティングのやりたいことの8割ができる環境になりましたが、PC110が発売された20年前、A6サイズのモバイルPCを持ち運ぶことができるのは夢のまた夢でした。
元々はPC DOSがインストールされていますが、遅いながらも無理矢理Windows 95をインストールすることも可能で、1台だけでは飽き足らず、予備を含めて数台買い漁ったことは懐かしい思い出です。
時の流れとともに使うことは無くなってしまいましたが、現在も家の押入れの中に2台眠っています。
IBM PC110とGPD WINの比較
BM PC110とGPD WINのスペックを以下の表にまとめました。
GPD WIN | IBM PC110 | |
OS | Windows 10 Home | PC DOS J7.0/V または Microsoft Windows3.1 |
CPU | Intel Atom X5-Z8500 | Intel 486SX 33MHz |
RAM | 4GB | 4MBまたは8MB |
ストレージ | 64GB eMMC | 4MBフラッシュメモリ内臓 |
ディスプレイ | 5.5インチ、1280 × 720ドット、タッチ対応、ゴリラガラス | 4.7インチ、640×480ドット、256色DSTNカラー液晶 |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1 | 2400bpsモデム内蔵 |
入出力 | USB 3.0 Type-C、USB 3.0、HDMI、オーディオ、microSD | スマート・ピコ・フラッシュ用スロット1、PCMCIAカードType2×2 |
サイズ | 155×96×22 mm | 158×113×33mm |
重量 | 300g | 630g |
大きさはほぼ同じなのにもかかわらず、画面はGPD WINの方が画面は約1インチ大きく、重量は半分以下の300gになっています。
予約販売
GPD WINは国内先行予約受付がクラウドファンディングサイト「Makuake」で先着50人限定で行われ、数日で完売しましたが予価の28%オフで追加販売されています。
一般発売は来春の予定で、想定価格は5万5000円(税込・送料別)。量産効率が向上した場合は価格が下がる可能性があります。
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