名古屋最大の未成線「南方貨物線」を辿ってきました その2(熱田区五番町付近〜南区豊)

2015年5月23日

南方貨物線を辿る旅の2回目です。
前回はあおなみ線中島駅から六番町まででした。

この写真は国土交通省が保管されている1990年の名古屋市南部の写真(国土画像情報)です。

江川線を超えしばらくしたところから千年までぽつんと途絶えて未完だったようです。

今回は五番町から南区豊までです。

江川線を超え、南郊公園沿いに歩くと南方貨物線が見えてきました。高架橋跡にパチンコ店が入っている所です。

近づきました。

反対側です。パチンコ店がスポッと収まっています。

少し引いて撮影しました。

写真では少々わかりにくいですが、この後東海道新幹線と並行して走るために右へ少しカーブしています。
赤く囲ったところが東海道新幹線の高架橋です。

東海道新幹線沿いに歩き、名古屋市港区千年付近でようやく遥か彼方に南方貨物線が見えてきました。
しかし、手前の売却された空き地はアパートの建築を開始していました。
新幹線のすぐ横のアパート。住む人はいるんでしょうか?

さっきのアングルからアップにしました。

さらにアップしました。

近づいてみました。
なんか見たことがある光景です。
元斉藤さん、現小谷さんの南方貨物線のレポの最初の地点がここでした。
小谷さんは見応えのある六番町より西側は見なかったようです。
ここから先は堀川です。六番町から堀川の間はこれだけしか残っていませんでした。残念です。パチンコ店が入っている高架橋を見逃していました。

堀川を渡り、同じ高架橋を撮影しました。(堀川から西を望む。)
後から気づいたのですが、東海通から渡れば比較的近いです。しかし、知らなかったので一号線側へ行ってしまったのでかなり距離があり、疲れました。

堀川の東側の南方貨物線です。
左に見えるのが東海道新幹線、右が南方貨物線です。
どこかの会社が倉庫として利用しているようです。

もうちょっと別のアングルから。

笠寺駅を目指して更に東へ進みます。
この辺りは割りと南方貨物線が残っていますね。

もうちょっと先まで撮影してみました。

県道225の西側です。北側にはあかのれん内田橋店。南側には年に一度、検診でお世話になっている中京病院があります。

県道225の東側です。たこ焼き屋さんが入っています。

高架を利用してお店が入っていたり、跡地に海鮮居酒屋の嘉門の事務所があります。

新幹線と明治小学校の間の南方貨物線の用地だったところが買い戻され、再び明治小学校の運動場になりました。
某市会議員のブログにこのことが掲載されていました。

更に東へ進むと運送会社が南方貨物線をそのまま利用しています。

ちょっと小さくてわかりにくいですが、高架の中を住宅にアレンジしてました。

反対側です。

東へ進みます。
この名古屋市南区明治2丁目あたりは途切れ途切れになりながらも比較的南方貨物線が残っていました。

名鉄常滑線と南方貨物線、東海道新幹線が交差する場所です。
一番下が常滑線。赤い電車が走っています。その上にちょろっと見えるのが南方貨物線。一番上が新幹線です。

逆方向から。
ここも何かに転用されているみたいです。
もっとゆっくり見たかったのですが、犬に吠えられ、地元のおばちゃんがニタニタ笑いながらこちらを見てきたので退散します。

国道247を渡り名古屋市南区豊へ入ります。ここも運送会社へ転用されています。

東へ進みます。
高架の中に建物がスポット入っています。先ほどの運送会社の事務所でしょうか?

その隣には100円の自販機があります。消費税が上がっても100円のままなのか気になります。

どんどん東へ進みます。
この辺りもいろんなことに転用されています。

東海通と交差する手前まで来ました。
茶色の建物も南方貨物線の中にすぽっと入っています。営業していたので撮影できませんでした。

なのでGoogle ストリートビューからちょっと拝借しました。

堀川を超えてからは短い南方貨物線が点々とあり、色々なことに転用されていました。

2014年3月21日追記
五番町のパチンコ店が高架橋跡を使用している写真を追加しました。
江川線を渡るのに迂回した際、見逃してしまいました。

2014年9月7日追記
南方貨物線関連の記事は
http://note-plus.ever.jp/tag/南方貨物線/
へスピンアウトさせました。