ZIPファイルをFinderで解凍すると文字化けしてしまう。

2015年6月28日

Mac OS X10.3からFinderでzipファイルの圧縮・解凍がサポートされました。

しかし、日本語の処理方法の関係でWindows環境で圧縮されたZIPファイルを解凍すると文字化けしてしまいます。(WindowsはシフトJIS、Mac OS Xはユニコードで処理するため)
解凍する際、StuffIt Expanderで行なうと自動的に文字コードを判断し文字化けしません。ZIPファイルを解凍する際のアプリケーションはStuffIt Expanderにしておいた方がトラブルが少ないです。

しかし、Finderでの圧縮解凍の機能が無駄かと言うとそうではありません。
Mac独自のリソース領域やタイプ・クリエータ属性を保ちつつ、Windowsでも扱えるように圧縮することができます。(しかしWindows環境では文字化けしてしまいますので、Windows環境で使用する場合はファイル名は半角アルファベットにすることが必須です。)
Finderでの圧縮の場合は目的のファイルのところで右クリックから「○○○(ファイル名)のアーカイブを作成」を選択します。

解凍の場合は、通常使用するアプリケーションをStuffIt ExpanderにするとFinderからの解凍ができなくなってしまいます。
しかし、Finderでの解凍を受け持つソフトを直接起動することは可能です。
Finderでの zipの作業を受け持つのは/System/Library/CoreServices/BOMArchiveHelper.appです。

BOMArchiveHelper.appにzipファイルをドラッグすることによって解凍が可能になります。
また深い階層にあるので使い勝手が悪い場合、エイリアスを好きな場所に作っておいて、エイリアスにドラッグすることでも可能になります。

2004/11/28 追記
Windowsで圧縮されたzipファイルの解凍はStuffIt Expanderに任せるとして、日本語ファイル名のデータをMacで圧縮してWindowsで解凍したい場合、lzh形式で圧縮されることをお勧めします。坂井浩人様のDropLHaで圧縮すると日本語ファイルを問題なく圧縮、解凍できます。