「突然LAN全体のパソコンがインターネットに接続できなくなった、共有フォルダにもアクセスできなくなった」時に真っ先に疑ってみること

2015年5月16日

実際に私が二度経験した話です。
突然社内のネットワークがダウンし、インターネットはもちろん、社内のファイルサーバの共有フォルダへアクセスもできなくなりました。
色々原因はありますが、システム管理者が何か操作をしてそうなったのであれば変化点がわかり、ある程度は原因をすぐに突き止めることができます。
しかし、厄介なのはユーザーが勝手にありがたくないことをしてしまった場合です。

ユーザーが勝手にやってしまいがちなこと

 

4月になると人事異動などでデスクの配置替えを行うことがよくあると思います。
それに伴ってデスク周りの整理整頓をしていて、スイッチ(HUB)に刺さっていないLANケールを見つけて「あれ?LANケーブルが刺さってないよ!」と気を使って同じスイッチに差してしまうと・・・。

「ループ」が発生し、たちまちネットワークがダウンしてしまいます。

「ループ」が発生すると?

細かな理由は割愛しますが、大量のデータがネットワーク上に流れるので、スイッチのアクセスランプが高速で点滅します。

  • LAN内のパソコン全てが突然インターネットに接続できなくなった
  • 共有フォルダへも接続できなくなった
  • スイッチのアクセスランプが高速で点滅している
この3つの条件が重なったらまずは「ループ」を疑い、該当箇所のケーブルを外すことを試みましょう。