スマートフォンの歴史(2)
前回はスマートフォンの先祖としてPDAの代表3機種をご紹介しました。
https://kumadoumei.net/2012/10/blog-pos-13/
ところで、日本のフィーチャーフォン=ガラケーも広義でスマートフォンとして分類できると私は思っています。
その理由として、
- カレンダーなどのアプリケーションがインストールされている
- インターネットメールに標準対応していてカメラで写真や動画を撮影・送信できる
- Webブラウザが搭載されている
- iモードアプリなどがインストールできる
- SymbianやLinux等スマートフォンと変わらないOSを搭載している
などがあります。
- 開発環境やユーザーによるカスタマイズの自由度が低い
- 使用されているOSが何か公開されていない
等の理由から、一般的なスマートフォンの範囲から外れてしまっていると考えられます。
NOKIA
Nokia E71 Smartphone / Gauravonomics
1996年に発表されたNokia 9000 Communicatorが最初のスマートフォンと言われています。
2001年にSymbian OSを搭載した初のノキア製品Nokia 9210 Communicatorが発表され、その後2011年にWindows Phoneへ移行すると発表するまで多くの機種でSymbian OSを採用していくことになります。
Nokiaのスマートフォンは主にEseriesとNseriesに分かれており、Eseriesはビジネスに特化したモデルになっています。
Nokia N96 / 3 Sverige
Symbian OSのスマートフォン向けのインターフェースはS60が多く使われていますが、docomoのフィーチャーフォンでもSymbian OSとMOAPというインターフェースの組み合わせでよく使われています。docomoユーザは知らない間にスマートフォン用OSを使っているんですね。
当時、世界シェアNo.1だったノキアも日本国内では業績不振で2009年に撤退し、iPhoneやAndroidの台頭により、Symbian OSの採用をやめMicrosoftと提携しWindows Phoneへ移行するものの先行き不透明な状態です。
BlackBerry
Blackberry Bold 9700 / liewcf
カナダのリサーチ・イン・モーション社は元々キーボード付きポケベル端末を販売し、2002年には携帯電話機能を搭載したBlackBerry 5810を発表しました。
企業向けのサービスとしてBlackBerry Enterprise Serverというミドルウェアを社内に設置することにより、容易にセキュリティが高い状態で社内のネットワークにアクセスできます。
このため、ビジネスユーザを中心に普及し、2003年に登場したカラーディスプレイ搭載のBlackBerry 7700シリーズを発表。個人ユーザー向けにも販売を開始しました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません